建築現場から

k様 別荘新築 現場進行状況その14

2009.07.30


階段材の加工をしている所です。

階段全体が表しとなり、段ごとの溝を正確に彫るためには高度な技術が必要となります。

一般的にはプレカットでの加工が大半ですが、弊社では全ての作業を自社職人達が責任をもって造りあげます。

加工しているのは、8番弟子の菊地兼一(通称ニモ)です。K様邸現場職長として頑張っています。


加工が施された材料は全て階段部材で、

ニモが一つ一つ正確に造りあげました。

加工された部材は、ささら板と呼ばれる物です。


この三角の板は、廻り階段の段板になります。

広い幅が必要な為、はぎ合わせをして造っていきます。

板に付いている金物は”はたがね”という物で、接着をする際にこれを使い両側から締め付けをします。


階段スペースにささら板が付けられました。

写真を見ても解る様に3・4・5段目の段板が付けられる部分は、曲線状に加工する事により見栄え良く仕上げる事が出来ます。

通常はこのささら板を付けずに廻り階段を治めるやり方が多いのですが、今回は技術を駆使しクオリティーの高い納めにしてみました。


階段右側に建てられた丸太の大黒柱の奥にキッチンがあり、造り付けの食器棚が出来上がりました。

床から天井までの大きな食器棚で、地袋・天袋・引き出し付き!さらに電子レンジやトースターを置く為のスペースもあり、勿論コンセント装備で丈夫な収納力抜群の食器棚となりました。


薪ストーブコーナーの床が出来上がりました。

煉瓦の張り方向を対角線状とする事で美的に仕上がりました。

ここはリビングの中心となる場所であり、吹き抜け天井の丸太梁も良く見え、設置される薪ストーブの炎に癒され、至福のひと時を過ごされる事でしょう・・・

7月14日 梅雨明け宣言がされましたが、次の日から連続の雨・・・半月以上じめじめした日が続いています。

木工事は室内の作業なので雨の影響を殆ど受けず順調に進んでおりますが、駐車場や浄化槽敷設は見合わせております。

早く天気になる事を祈るばかりです!